事業紹介

 *こちらのページではおもな事業の内容などを紹介します。
 
 蕨高校同窓会は、第1期生の卒業証書授与式の日(昭和35年(1960年)3月10日)に卒業生全員178名によって設立されました。卒業生を会員に、旧教職員・現職教職員を特別会員とします。
 
  平成28年(2016年)4月現在の蕨高等学校の卒業生は約2万3千人、旧教職員、現職教職員は800人にのぼりますが、現在、その半数以上の1万6千人に同窓会誌「紫霞(しか)」を届けています。
 

1.会員の交流・親睦事業

 ホームカミングデー
 
 ホームカミングデーは平成9年(1997年)に始まる同窓会事業です。50歳の年に母校へ帰り、同期生や恩師との再会と同時に、母校や同窓会への理解を新たにするために行われてきました。 第1回から第5回までは55歳になった1期生と50歳になった6期生というように複数期同時の開催でしたが、6回からは、毎年満50歳の次の年がホームカミングデーの開催年になります。 開催日は同窓会の定期総会が開かれる6月の第1日曜日、会場は母校の教室をお借りして行われます。 開会のあいさつの中、校長先生の「おかえりなさい」という言葉はまさに「ホームカミング」です。 恩師による出席点呼に起立して「はい」と返事をする生徒たち、教室いっぱいのまわりの生徒たちからは32年を経た再会に声が上がります。 出席点呼の間に合わなかった参加者には、「遅刻です!」の声も上がります。 恩師の近況報告や当時の思い出話、懐かしさとともにまた先生から教えてもらっているような生徒たちになります。 懐かしの校歌斉唱、そして、校内巡りではベランダ校舎を恩師をまじえ、おしゃべりしながらみんなでまわります。 母校創立50周年の年(平成18年(2006年))、中庭に建てられた記念のブロンズ像「若人の唄」の前で集合写真を撮ります。
 該当期の会員への案内が前年の「紫霞」に同封されますのでご覧下さい。 
  
 LinkIcon 「ホームカミングデー」「33歳、35歳合同クラス会」の歩み(略年表)




 35歳合同クラス会(令和4年度(2022年度)より「33歳合同クラス会」を改称)

 50歳のホームカミングデーはまだ当分先のこと、若いうちに集まりをという卒業生や恩師の声があり平成22年(2010年)から始められた事業です。 その年、33歳になる期による合同クラス会で、第1回は37期生(平成8年(1996年)3月卒業)から始まりました。

 開催日はこれまでのところ秋を設定して、会場は蕨市民会館を利用しています。(平成29年度については、蕨市民会館が耐震工事を行うとのことで、年明けに行いました。) 

 令和2年(2020年)の新型コロナウィルス感染症の流行に伴い、同年度実施予定の47期33歳合同クラス会は令和4年(2022年)に「35歳合同クラス会」と改称して実施しました。今後、順次「35歳合同クラス会」として実施の予定です。(2023年2月追記)

 該当期の会員への案内が「紫霞」に同封されますのでご覧下さい。
 
 LinkIcon 「ホームカミングデー」「33歳、35歳合同クラス会」の歩み(略年表)


 
 蕨高祭への参加 「同窓会のへや 紫 shika 霞」
 
 平成18年(2006年)9月6日・7日の蕨高祭において、同窓会は教室をひとつお借りして「同窓会のへや・紫霞」を開設しました。以来、毎年、蕨高祭に参加させていただいています。「同窓会のへや 紫霞」は、卒業生の交流の場であるとともに在校生と卒業生の交流の場でもあります。教室の生徒用の椅子ではありますが、一休みにはもってこいですし、卒業生の待ち合わせの場所にもなります。そして、もちろん、蕨高等学校同窓会に出会える場です。
 パネル展示では、蕨高校の歴史や伝統を紹介することを心がけています。「ここに写っているの私!」という声が聞かれることもあります。平成28年には、母校創立60周年をテーマに蕨高校の歴史をパネルで紹介しましたが、そのパネルは、蕨高祭の終了後も、学校の60周年記念事業の中でそのまま校内に展示されました。
 
 
 広報誌「紫霞」の発行
 
 「紫霞」(しか)の名称は、校歌の冒頭にあります「むらさき霞(かす)む山脈(やまな)みも」に由来して、昭和49年(1974年)発行の同窓会会報第3号から用いられています。
 今日まで発行を重ね、平成29年(2017年)8月1日には第49号を発行しています。
 A4版12ページの中に、母校教職員による母校の近況(寄稿)、事業・会計などの総会報告、会員へのお知らせ、同窓会事業の記録、クラス会や部活動OB会の報告などを掲載しています。 
 会員で「紫霞」が届いていない方は、住所がわからない方ですので、住所をお知らせください。次回発行の紫霞から送らせていただきます。


2. 母校への支援事業と母校の協力
 
 同窓会部活動奨励賞
 
 母校後輩たちに向けた平成24年度(2012年度)3月制定の事業です。
 文武両道の進学校を目標に、勉学部活動等で体力・知力を発揮している後輩たちを奨励するために設けられた賞で、全国・関東大会、および参加団体の多い県大会等で活躍した部活動を対象として表彰するとともに副賞として奨励金を付与します。また、母校に部活動はないが、個人応募・学外サークル等で顕著な成績を収めた個人、団体も対象としています。副賞奨励金は活躍した先輩から後輩への贈り物として部活動等のなかで有効に活用されています。

 LinkIcon 同窓会部活動奨励賞 受賞団体・個人とその成績
 
 
 社会人講演会への講師派遣 
 
 母校1年生の進路指導の一環として、職業選択のヒントを得るために社会人講演会が企画されています。同窓会では母校進路指導部の要請を受け、同窓会員を講師として派遣しています。これまで、弁護士、議員、科学者(地学)、考古学者、学芸員、NPO法人役員、消防士(救急救命士)、編集者、パイロット、大学教授(医学、社会学、語学)、東洋医学者、商社マン、クールジャパンコーディネーターなどの職業の方々が母校での講演を引き受けて下さいました。
 
 
 災害備品の寄贈
 
 東日本大震災の経験から、在校生の災害時帰宅困難の可能性を考え、平成23年度(2011年度)、24年度(2012年度)に合計50万円を支出し、アルミ防寒シートとマットを寄贈しました。
 
 
 母校の周年事業への協賛
 
 平成28年度(2016年度)は母校創立60周年にあたります。母校の計画する周年事業に総額400万円の協賛をしました。記念誌の発刊、記念講演会の実施などが実施されました。また、文武両道の進学校にふさわしい整備事業などに活用されました。
 平成18年度(2006年度)の母校創立50周年にも、母校の計画する周年事業に協賛してきました。同窓会では母校創立50周年事業実行委員会を通して、中庭のブロンズ像「若人の唄」を建立しました。以来、ホームカミングデーの記念集合写真にはこの像がバックに入っています。そして、60周年の年、ブロンズ像「若人の唄」のメンテナンスを行いました。(清流館前の「高橋正次郎氏顕彰碑」、さわらび会館前の「考える人」像とともに。)
 
 
 母校からの協力支援
 
 同窓会は卒業生組織であり、母校の理解なくしては成立しがたい面があります。しかし、蕨高等学校ほど、同窓会に理解を示し、同窓会活動に支援をいただける学校は少ないそうです。平成19年(2007年)には、清流館2階に同窓会室の提供をいただき、同窓会会議や事務事業、事業準備など円滑にできるようになりました。また、定期総会やホームカミングデーに母校教室(多目的ホール)の開放や同窓会が在校生の主催する文化祭に参加できることなどは、他校ではあまり実例がありません。さらに、卒業式の前日、卒業生の集会の中に同窓会入会式を開催させていただいています。母校の協力支援は同窓会活動を円滑に躍動的に実施できることにつながり、感謝にたえません。